国際線トラフィック業務 マネジャー 麻生美樹 - 2児のママ

現在(いま) ~管理職として部下を束ねる~

関西空港開港の年に入社。「仕事が好き、空港が好きでこの仕事を選んだ。」入社以来約20年間、現場の第一線で活躍する麻生さんは、輪の真ん中で大きな声で笑う一方、叱る時には、部下をしっかり叱る。でもフォローは忘れない。チームのメンバーは、部下というよりも「娘・息子」と表現する事が多いという、自他共に認めるチームのママ。「育成するという点では子育てと共通するものがあり、わが子だと思ってみんなと接するようにしています。自分自身が、いわゆる仕事が出来る社員ではないから、出来る限りみんなの近くで声を聴いて、みんなが楽しく活き活きと仕事が出来る環境を作ることが自分の使命。」雰囲気作りを大事にしている麻生さんのチームは本当にチームワークが良い。お客様に喜んで頂くことが何よりの喜びという麻生さんは、ハワイ線の搭乗口では、お子様連れに積極的に声を掛け、ビジネス路線では頻繁にご搭乗されるお客様に顔を覚えて頂けることも多いという。「搭乗時のほんの短い時間に言葉を交わす楽しみを味わうことができるのは、何よりの喜びです。」そういって、次の搭乗口でスタンバイする部下の元へ向かう。

麻生美樹

壁 ~育児との両立に悩んだ時期~

ご主人、中学生と幼稚園の子供が2人、ご両親の6人家族。長男を出産した時はまだ社内でママ社員が少なく、周囲の子育てへの理解が今ほどはなかったという。育児休職1年で仕事へ復帰。ご主人も関空でシフト勤務のため、日勤を希望したが、「ママ社員を特別扱いした前例がない」という事で通常のシフト勤務に。近所の義母にも助けてもらい、家庭内でもシフトを組んでの生活。「どうやって生活していたのか、忙しすぎて当時の記憶はほとんどない」と当時を振り返る。

復帰後1年間は長男がいろんな病気にかかり、年休があっという間になくなった。当日会社を休むことで職場にも迷惑が掛かり、シフト勤務は両立が無理かも・・とくじけそうな事は何回もあったが、“親の代わりはいない、子供が小さい間だけ職場に迷惑をかけるが、成長したら仕事で恩返しをする”と自分に言い聞かせ、出社している間は人一倍働いたという。「今は制度が整えられており、上司や総務の方が親身になって相談にのってくれるので仕事へ復帰するママ社員も安心していいと思います。復帰した後、両立に悩むママがいるならば“結婚・出産は誰にでも起こり得ること。お互い様”とある程度割り切ることも必要と言ってあげたい。もちろん周りの方への謙虚な気持ちを常に持つことを忘れずに。何かあっても、子供の前ではいつも笑顔でいたい。母の強さは大きな武器となる。その強さで若い社員を引っ張って、会社全体を明るくしていくことが一番の貢献だと思ってほしい。」と、ママ社員の活躍に大きな期待をかける。

麻生美樹

感謝 ~家族に支えられて・・・~

娘さんが幼稚園児のため、同居のご両親が全面的にサポート。まだ乳離れしていないころから麻生さんが仕事復帰していることもあり、ご主人はレベルの高い育メン」という。「”子供たちのお弁当作りは絶対に自分でする“と決めているあたり、私より志が高いと尊敬しています。」と麻生さん。夫婦とも、早番の後は体力の限界で寝かしつけながら自分も寝てしまう事もあるようですが、特に寝かしつけは落ち着いて娘と接する事が出来る大切な時間。子供と接する時間が短いのが悩みですが、短い時間だからこそ濃い時間にしたい。帰宅したら仕事の事は考えず、思いっきり娘さんと遊ぶように心がけ「子供ならではの発想や行動がとても新鮮。」と一緒に笑って過ごすことが一番のストレス発散になっている。「私の仕事に対する主人の深い理解と、両親の全面的なバックアップのおかげで、長男の時には持てなかった心の余裕が今はあります。それがまた、仕事に良い影響を与えてくれていると思っています。」と、家族への感謝をいつも忘れない。

麻生美樹

期待 ~ママ社員にしかできないことがある~

制度があるからとはいえ、両立の道はまだまだ厳しいと思います。両立するならば、まずは自分のパートナー、家族に「復帰したい」という自分の気持ちをしっかりと伝えてサポートしてもらう事。制度の上に胡坐をかくのは絶対にダメだけど、周りに迷惑をかけるのがつらいから、という理由で両立を断念しないでほしいです。結婚・出産は誰にでも起こり得る未来。今後は「介護」という未来が待っている社員も増えると思います。そういう時はお互い様。子供が成長した時、また力いっぱい働いて、仲間を助けてあげられるような社員になってくれたらいいと思います。ママだから出来るサービスは絶対にあるし、「母の目線」は若い社員を育成するのにも重要な役割を果たしてくれています。お母さんが元気なら家庭は明るいのと同じで「お日様みたいなお母さん」が居れば、会社の活力にもなります。ぜひ、仕事に復帰して、育児と両立しながら活躍してほしいです。